予防歯科とは
厚生労働省の「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」によると、予防歯科は、歯が生え始めた時から歯の健康を考えることが重要であるとされています。歯石除去、歯面清掃に併せて、歯口清掃や喫煙、食生活等に関する保健指導を実施することが効果的であるとされています。
「予防」とは虫歯・歯周病にならないようにするだけではありません。
歯の健康を守ることで、「口元から全身の健康を保つ」ことも1つの目的としています。
「0歳からの予防歯科」、そして姿勢・悪癖・呼吸などを改善しながら行う「適切な歯並び育成」、「食育・栄養指導」を通し、虫歯ゼロ・綺麗な歯並び・健やかな成長の3つを達成させます(日本予防歯科学会より)
これまでの日本の歯科治療は「削って詰める」ことが主流であり、最終的には入れ歯になることがほとんどでしたので、それが普通だとされていました。
これからは我々歯科医療従事者が患者様に「歯を予防することの大切さ」「虫歯や歯周病を予防できること」「自分の歯を残すための取り組みが存在する事」を知ってもらう必要があると考えます。
問題が起きないように定期的に管理し、いつまでも健康な状態をキープする「定期管理型の予防歯科」によって口腔の健康を守ることを目指します。
国別の「定期検診受診率」と「残っている歯の本数」の相関